今日はもう一つ。個人的な事なんで読まなくていいです。
ホント地元の事で、湿っぽいのですが、なんとなく、忘れないために。


午前中から地元の友達から何人も着信があった。
着信履歴のあった奴らの共通点は小中学校の友達というだけで、
住んでる所や職業も高校もそれぞれ違う連中だし、
なんで一気に連絡があったか不思議だった。
バイト先に確認事と勉強をしに行って、
疲れたから裏で煙草吸ってる時に、その内の一人に電話をかけた。
どうせ遊びの約束だろうと思った。
でも一年ぶりの友達の声は重くて、
俺の小学校の時の恩師が亡くなったとの訃報だった。
前々から体が悪かったらしい。
体育の教師で、俺の親父より若いし。
俺と同い年の息子さんはどうしているだろうか。


その先生はかなりスパルタな人で、俺はしょっちゅうぶたれてた。
でもユーモアや明るさを持ってて、理不尽の無い人で。
(今思うと教師ってかなり理不尽な事する人が多い気がする)
給食の時間、どの先生も「黙って食え」とか「静かに食べなさい」とか
うちの小学校では言っていて。
でも、その先生が初めて担任になった給食の時間、
皆が黙りこくって食べていたら、
「飯くらい楽しく食えよ。飯が不味くなっちまうぞ」
と言ってくれた時の、パッと花が咲いたかのように明るくなった教室。
俺が悪さして、マンツーマンで怒られている時、
「人間、嘘をつかないで本当の事を言う時は、しっかり相手の目を見て話せ」
と言われた事。


小学校の記憶とか曖昧だけど、これは今でも体に染み込んでいる。
こうやっていろんな人に学んで育ったんだ、と改めて思った。
それで俺らもここまで、こうして成人を迎えられた。


去年の成人式で大人になった姿を見せられて本当に良かった。
今度帰省した時は絶対に顔を出そうと思う。
本当に、ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。